2009年4月17日金曜日

お蔵入りしたキーボードたち その1

 
「初代キーボード」であるマイクロソフト製のものについて以前に書きましたが、現在愛用しているキーボードにたどり着くまで、いくつものエルゴノミクス系キーボードを試しました。

今回、その中で最も造形的に気に入っているものをご紹介いたします。
 
 
 
まず、そいつがお蔵入りになった理由は、「造形的に気に入っているのですが、とにかく設置が面倒くさい上に動きにくい」という点です。
 
 
 
 
「設置?」「動きにくい?」と思ったあなた。
 
なかなか鋭い。
 
 
キーボードなんて、普通は買って来てテーブルに置き、USBかPS2のコードを繋げばおしまいですわな。
 
 
 
 
 
しかし、私が選んだキーボードはそんな簡単なものではありませんでした。
 
(だからこそ、私の目にとまったともいえますが。。。)
 
 
 
 
 
そのキーボードの名前は「Kinesis Evolution」
 
 
Kinesis社はエルゴノミクス系のマウスやキーボードなどの老舗で、いろいろと面白い商品を出しているので、私が常にチェックしている会社でして、今回お話するEvolutionは、そこでもずば抜けて目だっていた商品でした。
 
 
過去形で話をしているのは、すでにその商品が製造終了(またか?!)になっているからです。
 
 
 
 
 
何故廃盤になったのかはある程度推測が出来ます。
 
 
 
設置が面倒である以上に、値段が高かったからでしょう。
 
だいたい当時で6万円ぐらいしていたと思います。
 
 
 
 
それでは、そろそろ全貌をお見せしましょう。
 
 
 
 
斬新で近未来的なデザインのキーボード。
 
 
Kinesis Evolution Chair mount です!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「アホちゃうか」と思った者。 半歩前へ出て歯をくいしばれ。。。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
ちなみに、チェアは別売りです。
 
チェアまで注文すると空輸代金がアホほど高くなるので国内で似たようなものを買って代用しました。
 
 
 
 
 
 
キーボード配列はこんな感じ。
 
 
 


お分かりですね。
 
トラックパッドまで装備されているのでマウスを動かすために机に手を伸ばす必要はありません。
 
 
 
 
 
写真では左側パッドが四角いロゴみたいになってますが、私が持っているものはここも右側と同じようにトラックパッドになっていて、どちらの手でもマウス操作ができます。
 
 
 
 
しかも、椅子に取り付けたアームを調整することで、キーボードをそれぞれ前後左右に移動させたり傾けたりすることができますので、アームレストに肘を置いた状態でタイピングができます。
 
 
 
 
 
でも、そのをネジで固定するのが大変でした。。。
 
アームレストの素材って、やっぱり硬いんですよね。
 
それにドリルで穴を開けて付属の鉄板をビス留めするために、電動ドライバーを買うハメになりましたし。。。
 
 
 
 
 

 
 
しかも、サイバーな感じのデザインのくせに作られたのが結構古いらしく、無線ではなく有線接続で、しかもUSBではなくPS2(キーボードとマウスのケーブルが緑と紫のコネクタに分かれてるやつ)なんです。
 
 
 
つまり。。。
 
 

 
 
 
 
 
ケーブルの長さしかパソコンから離れられない
 
 
 
 
しかも、ケーブルがあるため、どちらか片方からしか椅子には座れません。。。
 
 
 
 
座ってしまえばなかなかの使い心地ですが、問題点が多くあるため、残念ながら今では事務所の飾りとなってしまった(私の中では)名作のひとつです。