
前回、私がエルゴノミクス系のマウスを使っていることを紹介しましたが、今回はキーボードについて。
写真のキーボードはマイクロソフトのNatural Keyboard Proという商品で、私が最初に単体で買ったキーボードでした。
「単体で」というのは、最初はパソコンを買ってそれに付いていたキーボードを使っていたのですが、いまいちしっくりこず、キーボードだけを買い換えたという意味です。
Windows 98が発売になりパソコンが普及し始め、CD-RWのディスクが一枚2000円ぐらいし、CD-Rドライブが4倍速書き込みで「すげ~!」と言われていた時代のお話です。
某量販店のパソコンコーナー(このころは専門店はほとんどありませんでした)に行き、いくつかのキーボードを物色しましたが、なんせそのころはパソコンを始めて間もないため、キーのピッチがどうやら、接続方法がどうやら言われてもまったくわかりませんでした。
しかし、そんな私の前に申し訳なさそうに現れたのがこのキーボードでした。
「なんじゃこれ、、、変な形やな~。 スペースキーやたらデカいし!」
と突っ込むのとは裏腹に、私の中の小さな悪魔がささやきました。
「よく分からんけど面白い形だし買っちゃえよ」
悪い病気には逆らえず、あっさりと購入してしまったというわけです。
使い勝手はというと、キーの配列が「ハ」の字になっており、ワキをしめずにタイピングが出来る上、よく使うスペースキーがやたらと大きいので重宝しました。
あと、キーボード上部にいくつかのショートカットキー(メールソフトなどをボタンひとつで立ち上げる)がありますが。。。
一回も押したこと無いです
しかし、このキーボードにも問題点がありました。
キーを「ハ」の字に配列しているためただでさえ横幅を取っているのに、その横に矢印キーとテンキーを配置しているので、場所を取る上にマウスを使おうと思うとそれらのキーを超えなくてはならず、かなりの距離をうごかさなくてはなりません。
小さな話と思うかもしれませんが、一日何時間もパソコンを使うとなると、この距離の往復はかなりのロスです。
人間工学を考えたデザインではありますが、マウスを使うことを考えていないのが問題でした。
さらに、パームレスト(キーを押すときに手を置く部分)を大きく取っているため、テーブルの奥行もかなり使ってしまいます。
当時は液晶画面などというハイテクな物は存在していませんでしたので、奥行がガッツリとあるモニターの前にドデカイキーボードを置かなくてはならなかったわけです。
とかなんとか言いながら、国内で製造が終わってしまった後、わざわざ海外から英語キーボードを取り寄せた程気に入っていたのは確かです。
しかしその数年後、私をさらに熱くさせるキーボードに出会い、ナチュラルキーボードとお別れすることになったのです。
そのキーボードとは。。。。
(次回につづく)
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